前回のブログ、
【ランチェスター戦略★売れる!お店の戦略①】では、
『強者と弱者の違い』について、述べました。
強者は、業界市場NO.1の企業を指し、
弱者は、業界市場NO.2以下全ての企業を
指します。
よって、
売れる!お店の戦略を考える際には、
『ランチェスター弱者の戦略』が必須
でしたね。
(前回のブログは、こちらから↓↓↓)
http://says-office.com/reader-management-blog/1737/
今回は、
【ランチェスター第一法則、第二法則】を学んでから、
『ランチェスター弱者の戦略』に繋げていきます。
【ランチェスター第一法則】は、
この上のイメージ図のとおり、
1対1の一騎打ちが基本となる
戦い方です。
しかも、武器も剣や槍などの
原始的な武器が基本スタイルです。
つまり、
例え、100対100の団体戦でも、
お互いが接近していき、
一騎打ちを繰り返して戦います。
よって、
この剣や槍の武器の性能の差、
兵士の人数の差、
シンプルに、その差で勝負が決まります!
*武器性能は、武器を使う人の技術力も
含まれます。
それと比較して、
次は、
【ランチェスター第二法則】は、
この上のイメージ図のとおり、
団体戦の確率戦が基本となる
戦い方です。
しかも、武器も砲弾やミサイルなどの
近代的な兵器が基本スタイルです。
つまり、
1対1の一騎打ちではないので、
確率論が入ってきます。
要するに、ミサイルを敵に発射した時、
当たるか外れるかの確率は2分の1ですよね?
よって、
この兵器の性能の差よりも
兵士の人数の差の2乗が戦闘力に
最も重要になってきます!
ちなみに、例を挙げますと、
こんな話しがあります。
*鈴木博毅さんの、
「戦略の教室」から一部
引用いたします。
-----引用はじめ-----
戦国の日本で天下を統一した豊臣秀吉と、
フランス革命の時代に出現し、
ヨーロッパ中を席巻した皇帝ナポレオンには
ある共通点があります。
それは
「戦場において優勢になる地点をひたすら
求めて戦った」ことです。
豊臣秀吉の戦闘法について、
コンサルタントの草分けである
故田岡氏は著作で次のように
書いています。
「味方の兵力数と比較して、
敵が一兵でも多い場合は絶対に戦いをしない
という鉄則を守った。(中略)たとえば、
小田原の北条氏をたたいたときには、
秀吉は実に30万の兵力を投入した。
これに対して北条氏は、わずか4万であった。
したがって、数日で戦闘は終わってしまった
ようである」(同書より)
欧州大陸のほとんどを占領したナポレオンも
同様です。彼はイタリア遠征でも、
自軍が有利にならない陣地で決して戦闘を
始めませんでした。
重要な攻略拠点だと思われる場所ではなく、
敵より多く味方が集結できる場所が
発見できるまで、移動を続けることを
選んだのです。
フランス軍は局地戦で相対優位を選んで
連勝を続け、最後はヨーロッパを席巻する
大軍に膨れ上がります。
最古の兵法書である『孫子』にも、
10倍の兵力があれば敵を囲み、
5倍の兵力があれば攻めまくる、
兵力が劣っていれば逃げるべきであるとの
記述があります。
優勝劣敗、多いほうが勝ち、
少ないほうが負けることは、
戦闘の永遠の真理の一つです。
-----引用終わり-----
この、第一法則、第二法則を巧みに
使って戦術を変えていく!
そして、戦いの戦略を成功へと導く
といったとても奥深い話しです!
そして、ここから、
小集団なりの勝ち方という戦略が、
【ランチェスター弱者の戦略】
です。
これが、中小企業ビジネスにおいて、
モデルケースとなり、今でも、
戦略を組む際に活用されています。
それでは、
次回は、
【ランチェスター弱者の戦略】
から、店舗ビジネスの戦略に
繋げていくとします。
NEXT!【ランチェスター弱者の戦略】
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